モデリングキャストドールの作り方
モデリングキャストの人形の作り方を
まとめてみました(。・w・。 )
モデリングキャストとは
型を作って流し込むタイプの液体粘土です。
先ずは、油粘土で元となる≪原型-1≫を作ります。
型を取るので、少し硬めの油粘土の方が扱いやすいです。
油粘土では細かい作業は出来ないので、
全体のバランスや左右の対称さを
重視して造形していきます。
≪原型-1≫に球体を埋め込み
部位ごとに分け、パーディングラインをつけます。
それぞれを『かるい粘土』など柔らかめの粘土に埋め、
うまく型が抜けるようにセッティング。
石膏を流し、固まったら
埋め込んでいた『かるい粘土』をはずし
『カリ石鹸』などを塗って石膏を流し
一回目の型が完成。
ここに『ラドール』などの石粉粘土などを埋め込み、、、
乾かして削ったり、盛ったり磨いたりして
≪原型-2≫を作ります。
各部の接続の為に
頭部と手首・足首にSカンを埋め込み
丸ゴムで繫ぎます。
≪原型-2≫はかなり丁寧目に造り込み、
関節などの状態も見ます。
このまま仕上げても良いのですが、
今回は原型どまり。。。
パーディングラインをつけ、
≪原型-1≫と同様に石膏で型を取りますが、
今回は球体の受け部分があるので
分割が複雑になります。
一つの部位に対し、
3~5分割となりますので
結構大変ヽ(;´Д`)ノ
出来上がった≪型-2≫にモデリングキャストを流しいれ固めます。
この型はビスクドールも同様なので
ビスクドール用の粘土を流しいれ
焼く作業をすればビスクドールが作れるようです。
その内、作ってみたいのです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
型から出すとまだバリが付いてますので
生乾きのうちに取ってしまいます。
丁寧にバリをとり、
全体の凸凹をサンドペーパーや鑢などを
駆使してひたすら磨き、
眼球入れ、Sカンを取り付ける。
胡粉という日本画や日本人形にも使われる
貝の粉を溶いたものを
5回以上何度も重ね塗り、
油絵の具で彩色して
睫毛・髪の毛を貼り付けます。
油絵の具は何度も重ね塗りや、
納得するまで塗りなおしが出来るので
良いです。
まあ、なかなか納得は出来ないんですけどね・・・(=`ェ´=;)ゞ
ドールの細部を計り、
服の原型を製図をします。
原型をデザインに合わせ展開。
小さなドールのサイズだと
学校の授業で使った縮尺定規がいい感じで使えますwww
ただ、小さい服は
老眼の私には仕立てるのが辛い。。。
シャツ・ジャケット・パンツ・靴下
靴を仕立てました。
やっと、出来上がりました♪
胡粉に油彩で仕上げると、
ビスクのような透明感が出ます。
実は、原型を作りは始めてから
一年くらい掛かってます。
しかも、型を作っても数回型を取ると
欠けたり割れたり、抜けが悪くなったりで
また作り直さないとです_| ̄|○
まあ、大変だからこそ、
造り甲斐もあるというものなのかもですね(。・w・。 )
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2017.07.07 10:33